ご先祖は100年前のアメリカに何を見たのか

日系アメリカ人1世の先祖史を調査中です‼

母方の親戚に移民あり

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 どこの家庭にもあることなのでしょうが我が家のルーツはわりと複雑で、激動の時代を生きた張本人は苦労したその過去、出自をあまり語りたがらない。母方の祖母もその1人で、かなりの苦労人だったと母から間接的に聞いていました。その話によると、大正2年生まれの祖母は若くして和歌山から上京し、日本橋三越でアルバイトをした後に祖父の元で使用人として働き、結婚したそうです。祖母は3人の姉妹と弟が1人いる5人姉弟でしたが、僕が生れた頃には妹1人と弟1人がすでに他界していました。

 

 また僕の家には祖母の母、つまり曾祖母も同居していたのですが、幼稚園児だった僕の記憶では常に寝たきりだったので、話をじっくり聞くような接点がありませんでした。まあ子供なんて一番近い親兄弟以外の家族史を知ったところで「へぇ~」くらい。成人してからも法事の折などに〇〇叔母さんは誰の子供だとか、〇〇ちゃんと〇〇さんはいとこ? いや、はとこか、なんて興味本位で聞く程度で、母から祖母の家系について具体的に聞いたのはずっと後の話でした。

 

 ある時、あまりにもアメリカに傾倒する僕に、母が「あなたは本当にアメリカ、アメリカって言うけれど、血筋なのかねぇ」と言ったんです。「えっ、それどういうこと? 」と聞くと「お祖母ちゃんの親戚に、アメリカに移住した人がいてね」と。もちろん食らいつきました。アメリカ好きの僕の親戚が、こともあろうかアメリカ移民だったなんて、僕にとっては最大級の事件です。

 

サンフランシスコあたりで洗濯屋を営んでいたって聞いたけど、成功して帰ってきた」というんです。それはそれで落胆しました。もしその人物がそのままアメリカに留まって、今もその子孫がいるなら会いに行きたい、そのついでに僕も向こうに住んで……。この話はそれでおしまいになったのですが、ずっと頭の片隅に遭ったんです。